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家族葬について

「家族葬」は造語!?

 「家族葬」という名称が一般社会通念として認識され、マスメディアを中心として家族葬を題材に採り上げた報道や記事を大変多く目にするようになりました。恐らくその背景には高齢化社会現象や核家族化問題、経済状況の動向や地域コミュニケーションの変化、そして何よりも今まで慣習として捉えられ、いわゆる「世間一般的に」「郷に入っては郷に従え」とされて来たお葬式の在り方を疑問視してきた人々の心情に、「家族」という言葉がとてもスムーズに受け容れられたことが最大の理由であろうと思われます。
 明確な提唱者が存在する訳でもなく、1990年代に葬儀会社自身がマーケティング(宣伝)の一つとして作り上げた「家族葬」という言葉(造語)は、瞬く間に社会に浸透して行きました。家族葬ブームに拍車を掛けるかのように、ひとりひとりが自身の人生の終焉を如何に安心して迎えるかを主たるテーマとした「エンディングノート」が全国書店の「話題の書籍コーナー」等に幾度となく登場したのも私どもの記憶に新しい処です。

「家族葬」に対するイメージ

 従来のお葬式に対する一般的なイメージ・感想は、①精神的にも肉体的にも負担が大きい。②多額の費用が掛かる。③一度に決めなければならない事が多過ぎる。④一般参列者への社交的な礼節に追われてしまい、家族が故人の近くに寄り添うことも出来ない。⑤葬儀会社や周囲の関係者の言うままに、「世間一般的なお葬式」を押し付けられてしまう等のような内容のご意見を伺ったこ とがございます。総括すると、「お葬式は大変だ」「お葬式はお金が掛かる」といったイメージが強いのでしょう。
 一方、「家族葬」に対するイメージはというと、①心身ともに負担が軽減されるのではないか。②葬儀費用が安いのではないか。③故人のそばに居て、ゆっくりとお別れが出来るのではないか。④逝く人(故人)の気持ちと送る人(遺族)の想いを大切に出来るのはないか等のイメージが「家族」という、優しげな温か味のある言葉の響きから連想されるようです。大切な家族との最後の別れの状況下にあって、優しさや温かさは誰の心にも深く染み入り、家族葬のイメージをより良いものに感じさせるのも理解出来ます。
先程も触れましたように、「家族葬」は造語であり、言葉が先行してしまった経緯により、家族葬の概念や定義、或いは運営方法に明確な決まりはありません。「みなさま。これが家族葬でございます。」と明快なプレゼンテーションが出来ずに四苦八苦しているのは、もしかすると家族葬という「言葉」を発信した私ども葬儀会社の側なのかも知れません。しばしば事前相談の折にご相談者のお客様から、『家族葬の行ない方を知りたいのですが…。』という内容のご質問をいただくことがあります。そのような場合、私どもはご相談者の「家族葬」に対するイメージがどのようなものなのかを腰を据えて伺い、漠然としているイメージや想いを少しずつ整理しながら、「このお客様が望んでいるお葬式の在り方」をご相談者といっしょに考え、探し求めていくように努めています。これまでの相談経験を通して理解出来たことなのですが、例えばご参列者の人数を予想する段階においてでさえ、およそ二十名前後と答えられるお客様もみえるかと思えば、少なくとも百名くらいはお越しになるだろうとおっしゃる方もあります。驚かされるのは、この両名のお客様は共に「家族葬」のご相談にみえた方であるという事実です。特に記憶に残っている、実際にお手伝いさせていただいたご葬儀ですが、参列者の人数が四百名を超える、言わば「大葬儀」を執り行われた折に、喪主様の口から出たお言葉の中に『この度は家族葬として執り行いました。』という謝辞を拝聴したこともありました。
 今一度「家族」という言葉に含まれる人間関係や交際範囲を考えてみたときに、①純然たる血縁者。親子孫・兄弟姉妹。②親族・親戚。③家族同然のお付き合いのある人達。知人・友人。④同一地域内の住民。⑤各種サークルや組織・団体のお仲間。眉を顰める方もいらっしゃると思いますが、実際に「家族葬」のご相談を進めさせていただくと、ご相談者の心の中にある「家族(ファミリー)」の概念や範囲は、実はとてもユニークであり、千差万別であります。勿論、ここで採り上げている「家族」という言葉は、法律的な意味の「家族」ではないことは、すでにご承知いただけているものと解釈しています。皆様にご理解いただきたいことは、ご参列者が十名以下の家族葬もあれば、百名を超える規模の家族葬も存在するということなのです。

「家族葬」という言葉の発祥

ここで「家族葬」という言葉の発祥について考察してみたいと思います。「家族葬」が誕生する以前は、私ども葬儀業界の人間達は「密葬」(正確には密葬儀)という言葉を多く用いて参りました。文字どおり「密=秘密」という観点から、①近親者のみにて執り行うお葬式。②一般世間には公表せずに(内緒で)行う葬儀の通称。として「密葬」を位置付けていました。ところがこの「密葬」については、宗教儀礼上明確な定義があることをご存知の方もいらっしゃることでしょう。つまり「本来の密葬」とは、簡潔に申しますと本葬(本葬儀)を前にして先に火葬に臥する葬送儀礼のことを指しています。ですから近親者のみにての「密葬」を済ませた後に、広く一般の皆様のご参列をいただいて「本葬」を執り行うことが正確な意味での「密葬」なのです。一般的に使われてきた言葉としての「密葬」は、それを執り行うご家族(ご遺族)の諸般の事情を考慮して、止むを得ず営まれてきたという意味合いも含まれていました。ただ、「密葬」という言葉のイメージは、どうしても消極的に聞こえてしまいますし、『何か深い事情があるのですか。』などと思われがちな印象もあって、「密葬」に代わる名称を模索してきた結果として誕生したのが「家族葬」であったのではないかと現在は解釈しております。
一口に「家族葬」と申しましてもその実態は本当に多岐にわたり、お葬式を執り行われるご家族の心情や希望によって葬儀の形態や規模も大きく変わることがご理解いただけたかと思います。

知っておきたい「家族葬」

 優しさや温もり、安心感といった「プラス要素(長所)」をイメージしやすい「家族葬」ではありますが、お葬式を執り行われるご家族 にとって、必ずしも良いことばかりではありません。お葬式の最中やお葬式が終わった後で、心を痛め、頭を悩ませる結果となってし まう「マイナス要素(短所)」が含まれていることにも、しっかりと目を向けて認識しておく必要があると思います。これから申し上げる 事柄は、通常の宣伝広告では掲載される機会が大変少なく、普段は目にすることの無い内容であろうと思われます。私どもが実際に 「家族葬」というお葬式のお手伝いをさせていただきながら、『是非知っておいていただきたい。』と感じる留意点でございます。

一、近隣地域との関係について


それまで地域の「お付き合い」で行われていたお手伝いや、ご会葬にみえるご近所の方々との親交を深める機会を逃してしまう事になります。


二、友人・知人の故人に対する思慕の情


家族葬でお葬式を執り行うと、後から亡くなったこと知った故人様の友人・知人の皆様が『どうして教えてくれなかったのか。』『お別れがしたかった。』と大変残念がられることがあります。


三、ご親戚の反応


『参列者を呼ばないなんてとんでもない。』とご親戚の方からの言葉が原因となって、心情面でのトラブルになることがあります。事後に苦言を受けた、親戚付き合いしづらくなってしまったとお話しくださる方も多くいらっしゃいます。


四、葬儀後の個別の弔問


葬儀が終わってから、亡くなられた事を知った方々が、週末の度に弔問に訪れることになり、ご家族がその対応に疲れてしまいます。


五、一般の参列を断ることは難しい


ご家族側は参列者を呼ばない予定であっても、式の日程を知って参列にお越しになられる方があります。この場合、当然ながら「門前払い」をすることは出来ません。


六、葬儀費用の負担が増える


葬儀費用について考えた時、お葬式を執り行われたご家族(=喪家・葬家)は、参列者の皆様から頂戴した「お香典」を葬儀費用に充当されます。一般的な葬儀と比較して参列者の少ない(=ご香典収入が少ない)「家族葬」は、ご家族にとって実質の金銭的ご負担が大きくなります。

トラブルの要因

 トラブルになってしまう主な要因を整理すると、人の「心の問題」がとても大きな比重を占めていることがお分かりいただけたかと存じます。「家族葬」とは、従来の一般的な葬儀と比べ、①単純に小規模なもの。低費用で行う葬儀。或いは②慣習に囚われず、故人の気持ちや家族の想いに焦点を当てて、ご家族のイメージを形(かたち)にする、「家族主導型の葬儀」と申し上げても差し支えないかも知れません。
 「家族葬」を「家族主導型の葬儀」と定義した場合、百人百様のイメージを出来るだけ具体的にすることがとても重要な事柄になります。ここで私どもが皆様に是非ともご提案申し上げたい事がございます。それが「積極的事前相談のすすめ」であります。
 わざわざ「積極的…」としましたのは、他でもなく『○○してほしい。』『○○してあげたい。』というご本人やご家族からの希望について、私ども葬儀会社の相談担当員と納得がいくまでご相談をいただき、「望んでいること」や「不安を感じていること」を明らかにした上で、覚悟はしていても突然に訪れる「その時」と向き合いながら、物心ともに準備しておかれることが、事前の不安や事後の後悔を軽減、或いは解消できると考えられるからであります。
 現在では、いずれの葬儀会社でも「事前相談」を銘打って宣伝PRに努めています。事前相談への対応の良し悪しは、その葬儀会社のレベルを把握するのに良き判断基準になります。とても勇気のいることではありますが、先の積極的なご相談にも真摯に対応し、誠実さと正直さをもって「いっしょに考える」姿勢が感じられるか否かを、ご相談者の「眼」と「耳」で是非ご確認ください。

「個別事前相談」について

 私ども㈱ジェイエイやすらぎセンターでは、年間百件以上の「個別事前相談」を受け賜わっております。簡単な費用面での「お見積相談」から、葬儀規模の大小に関わらず、先程の「積極的事前相談」のような、お客様の漠然としたイメージを明確にした上で、具体的なご要望を叶えられる最善の方策を、お客様の立場になってご提案させていただいております。
 多くの事前相談を通して実感させていただきますのは、どのようなご葬儀形態でありましょうとも、「事前相談」を行われた後にご葬儀のお手伝いをさせていただきましたお客様は、後日に『事前相談をしておいてよかった。』というご感想を一様にくださっているということです。
 また、昨今の「葬儀専用ホール建設ブーム」や、「葬儀会社のPR合戦」の風潮もあり、私どもは事前相談にお越しいただいたお客様に、弊社だけではなく、他の葬儀会社でも事前相談をされるようにお勧めすることがございますが、実際には殆どのお客様が最終的に弊社をお選びくださっています。恐らく費用面では、弊社よりも低料金の葬儀会社があろうかとは存じておりますが、事前相談をさせていただいたお客様が葬儀のご依頼をくださることは、本当にありがたく葬儀会社冥利に尽きる次第でございます。
 私ども㈱ジェイエイやすらぎセンターは、知多半島に数ある葬儀会社の中でJA葬祭の名に恥じぬよう日々研鑚に勤しみ、お客様の心に寄り添い、お客様の想いを「かたち」にできる人材の育成を目標にしております。どうか皆様の「イメージ」を聴かせてください。皆様の「希望」や「不安」を教えてください。どうか私どもに考えさせてください。何度でもお話をさせてください。是非、他の葬儀会社とも比べてみてください。
 私どもは「家族葬」と真摯に向き合う葬儀会社を目指しています。

葬儀に関するお困り事、事前準備や遺品整理などのご相談も承ります

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